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フィアニウム、スーパコンティニュームレーザの限界を克服
January 30, 2009, サザンプトン--フィアニウム(Fianium)は、バス大学(the University of Bath)との戦略的提携の早期の成果として新しいフォトニッククリスタルファイバ(PCF)を発表した。
PCFの発明者、数々のパテント起草者と密接に協働することで、フィアニウムは同技術について深い理解を得てそのプロセスとIPを発展させ、プロセスの改善と経済性を実現した。新しい特許によって保護されたファイバ設計は同社専有となる。また、フィアニウムはスーパコンティニュームレーザ市場と技術で先行しようとしているので、この特許技術は現在の新製品開発の不可欠の要素となっている。顧客や大学との密接な協働により、フィアニウムは従来のスーパコンティニュームレーザの限界と問題点を追究し、その多くを明らかにしてきた。この知識を端緒として新たなPCF設計が生まれ、上の問題点が克服され、パフォーマンス、安定性、経済性の面でより優れたスーパコンティニュームレーザソリューションが開発された。同社によると、これはこれまでに業界になかったものだと言う。
現在のところ、フィアニウムはPCFを供給する計画はない。同社は独自のファイバサプライチェーンを展開して供給の継続性を守っていくとしている。同社CEO、Antoly Grudinin氏は、独自のサプライチェーンについて次のようにコメントしている。
「現在の経済環境からして、2009年中に多くの合併、統合が起こると見ている。恐らく、サプライヤーはコンペティタになりうる。このような激しい競争市場では、垂直統合、少なくともサプライヤー関係のコントロールが必要だと固く信じている。したがって、当社は独自の、信頼できるサプライチェーン展開し、われわれの新しいPCFを高品質に、長期的に継続供給できることを保証することが賢明であると考えている。」