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マイケルソン、臨床用ハンドヘルドOCTプローブ仮仕様発表
January 28, 2009, Orpington--マイケルソン・ダイアグノスティクス(Michelson Diagnostics)は、臨床用ハンドヘルドOCTプローブと処理システムの仮仕様をBiOS09で発表した。
同社によると、これらは2009年春に製品化の予定。新しいOCTシステムは、“Vivosight”と命名されている。
新しいVivosightプローブには2種類あり、1つはXYスキャニングバージョンで、皮膚などの平面的な組織の3Dマッピングを行う。もう1つは、内視鏡を備えたバージョンで、体内アプリケーションに適している。独自のマルチビームデザインにより、通常のシングルビームデザインと比べると、画像の分解能は倍増(10μm以上)となっており、鮮明ではっきりしたOCT画像が得られ、臨床細部を映し出す。
マイケルソン・ダイアグノスティクスは、マルチビームOCTの、癌、特に皮膚癌、口腔癌の診断、モニタ、治療への適用という点では先行している。「われわれは、マルチビームOCTが、体の細部を映し出す新たな窓を開くことで、癌の治療が加速すると考えている臨床医と密接に協力しており、治療スピードアップを図り、より正確な治療を行っていく。これによって命が救われ、医療サービスの大幅なコスト削減が可能になる」と同社はコメントしている。
このOCTシステムは、SSフーリエドメインOCT、中心波長は1305±15nm、光源はsantec HSL-2000-10-MDL(ワイド掃引レンジ)を使用。プロトタイプ機はBiOS09に出展された。