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三菱化学､Cree社とLED材料に関するライセンス契約締結
January 19, 2009, 東京--三菱化学は、白色LED事業の基盤強化として、Cree社が保有する窒化ガリウム基板（GaN基板）に関する特許について、独占的実施権（一部例外を除く独占）を取得した。
Cree社は、青色・緑色LEDチップ、高輝度LEDなどのデバイスまで幅広く手がけており、LED関連メーカーとしては世界屈指の規模を誇る会社。また、シリコンカーバイド基板についてもトップシェアを誇るなどLED以外の材料ビジネスも手がけている。技術開発力にも優れており、関連特許も多数保有している。
三菱ケミカルホールディングスの主要事業会社である三菱化学は、グループの中期経営計画「APTSIS 10」において７大育成事業の一つと位置づけている白色LED事業の中で、将来マーケットが拡大することが予想される高輝度白色LEDのキーマテリアルである蛍光体、GaN基板及び封止材の開発・事業化に積極的に取り組んでいる。その結果、蛍光体においては、より自然光に近い白色光を実現する高輝度 LED用蛍光体の量産化に成功し、2006年より生産販売を開始しており、また、GaN基板においては、2008年より生産販売を開始している。
Cree社の持つ有用な特許の独占的実施権を取得したことで三菱化学は、｢白色LEDおよび青紫色レーザにおいてより高出力化が実現できる基板として有力視されている当社GaN基板の研究開発及び製造・販売の更なる拡充を図れることが期待される｣と説明している。
