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EXFO、業界初の分布PMDアナライザ
January 15, 2009, ケベック--EXFO(EXFO Electro-Optical Engineering Inc)は、新しいFTB-5600 Distributed PMDAnalyzer(分散PMDアナライザ)を発表し、高速光ネットワークにおける偏波モード分散(PMD)評価に新しい機軸を開いた。
同社によると、このソリューションによってネットワークオペレータは光ネットワークを10Gbps、40Gbps、100Gbpsにアップグレードしようとする際にシステムパフォーマンスの深い理解が得られる。PMDは、光ファイバやコンポーネントに固有の物理現象で、光パルスが伝送するにしたがって、統計的に広がっていく原因となっている。これによって伝送信号の品質劣化が生じ、光ネットワークの伝送レートが制限される。
「FTB-5600は、PMDに新たな光を与えるものである」とEXFOは言う。光ネットワークに沿って累積していくPMDレベルを数値化することができるからだ。その結果、従来のPMDアナライザで、これまで、ネットワーク全体のトータルのPMD値を得ていたネットワークオペレータは、ファイバセクション毎のPMD値を正確に計測できるようになった。PMDを生じさせているポイントを極めて正確に特定できるようになったことで、ネットワークオペレータはネットワークの問題点を容易に知ることができ、ターゲットを定めてネットワークの改善を行うことができる。
FTB-5600 Distributed PMD Analyzerは、スクリーン上でシミュレーションもできる。ユーザは、高いPMDセクションを取り替えることが全体のPMDに与える影響を可視化できる。FTB-5600の背景となっている特許申請中の試験方法は、スプライス箇所を正確に特定するOTDR機能と共通の機能を持っている。