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OC-192DWDMとSONET/SDH販売が光トランシーバ市場を牽引
January 14, 2009, Eugene--調査会社ライトカウンティング(LightCounting)の調査によると、光トランシーバ業界の第3四半期販売実績は、9月の経済混乱の影響を免れている。
市場を牽引したのはOC-192 (10G)DWDMとSONET/SDHトランシーバだが、同社は先行き数期の見通しは厳しいと予測している。Q4のトランシーバ販売に関して同社は、主要な通信およびデータコムトランシーバセグメントすべてに渡り5〜15%の落ち込みを予想している。ライトカウンティングのQ3レポートは、業界全体をカバーする四半期データの詳細な分析を行っている。また、ベンダ各社のQ4の見通し、2009年市場展望も含まれている。市場展望は、詳細な市場セグメントの分析、現在の経済危機における問題点を分析した「リセッションと収益性」が含まれている。
同社の調査部長、Dr. Roy Rubensteinは、「世界販売から見て、2008年は光トランシーバ業界にとって最高の年になりそうだ」とコメントしている。さらに同氏は「帯域需要全般を押し上げている、インターネットトラフィックや企業のデータ伝送のスローダウンは見えない。こうした事実が業界に活気を与えている」と話している。
ライトカウンティングの創設者、Vladimir Kozlov氏は、「2008年第3四半期の業績から、光トランシーバ業界がリセッションを免れないことは明らかだ。先行きはもっと厳しい。金融市場の崩壊を受けて通信市場は減速し、エンタプライズも影響を被る」と見ている。しかし、同氏は好材料として、「2001年の通信バブル崩壊で学んだ、在庫を抱え込まないという教訓のお陰で、光トランシーバ業界はこの厳しい時期を乗り越えることに成功する」と語り、その理由としてインターネットトラフィックや企業のデータストレージ、データ転送が引き続き帯域需要全般を押し上げていることを挙げている。
ライトカウンティングのトランシーバ販売調査は、2007年Q3~2008年Q3までの100以上の製品カテゴリーで、四半期毎の販売を詳細に分析し、Q3の業績に基づいたQ4の見通しを示している。トランシーバの出荷は、光ネットワーキング装置の販売、サービスプロバイダによる通信システムの導入に関連づけられている。データは、20を超える主要なトランシーバベンダおよび光コンポーネントベンダから提供を受けている。