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2012年までに100GEの販売がOC-768を上回る

January 8, 2009, アーリントン--フリースキィ・リサーチ(Freesky Research)の「40/10ギガビットネットワーク:技術、市場、アプリケーション」によると、2010年の100GbE標準リリースを待望している研究機関、金融派生商品のトレーダー、大学などがあり、100GbE技術はわずか2年でOC-768(40G)の出荷を上回るようになる。
 とは言え、OC-768はILECやPTTのお陰で市場にとどまり続ける。ILECやPTTは、低速のOC-n、STM、T3/E3回線をアグリゲートするためにPOS(packet over SONET)ルータポートを引き続き必要としているからだ。
 「40Gbpsや100Gbpsについての最大の誤解の1つは、通信キャリアが優位を占める、というものだが、2013年にかけての40/100Gbpsデータ売上全体の70%以上が企業、政府、研究所からのものであり、通信事業者からのものではない」と同調査レポートを担当したDavid Gross氏は指摘している。同氏によると、100GbEがOC-768を追い越すのに時間はかからない。
 今回の調査によって明らかになったことは、通信キャリアはこの市場の重要な一部ではあるが、通信事業者に方向性を示すのは大企業顧客であるということだ。また、ILECやPTTは今なお50000を超えるメトロSONET/SDHリングを運用しており、そのトラフィックをEthernetフレームに押し込むことは容易ではない。OC-768ルータポートは並外れた価格にとどまるだろうが、SONETをEthernetネットワークに作り替えるのはそれよりも遙かに高価である。したがって、キャリアは40Gbpsルータポートを今後10年は買い続けることになる。とは言え、企業や政府が購入する100GbEポートの数と比べると少ない。ILECやPTTがEthernetリンクを張れるところでは、それが企業顧客にとっての専用線になり、専用波長、40Gあるいはそれ以下のレートで、VPLS接続になる。市場の分裂は極めて速いので、特定のトポロジーのために製品を設計しているコンポーネントベンダやシステムベンダは、多様なニーズに等しく応えようと努めているベンダよりも優位に仕事を進めることができる。

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