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中国製のスーパーコンピュータ、上海のSSCに導入予定
January 8, 2009, 上海--人民網によると、中国製のスーパーコンピュータ、Dawning 5000Aが4月に上海に導入される。
「200兆FLOPS(floating-point operations per second)を超えるピーク性能を持つこのスーパーコンピュータは、上海スーパコンピュータセンタ(SSC)で情報処理や基礎科学研究に使用される」と天津のDawning Information Industry Co.社長、Li Jun氏は説明している。
SSCは、2000年に設立された、ハイパフォーマンス公共計算プラットフォーム。
SSCによると、Dawning 5000Aは、気象予報、海底トンネルの建設、環境保護、大型航空旅客機製造、地震予測に使用される。Dawning 5000Aは、75平方メートルの床面積を占め、消費電力は700kW/h。費用は科学技術省と上海市が負担する。Dawning 5000Aは、高価なAMDの輸入チップを実装しているとは言え、製品化にはわずか2億元(2900万米ドル)しかかかっていない。米国のエネルギー省(DOE)がIBMの“Roadrunner”にかけた1億米ドルに比べれば、Dawning 5000Aは遙かに安い。
Dawning 5000Aは、昨年11月に発表されたTOP500では、No.10にランクされている。OSはWindows HPC2008、メモリ122880GB、インタコネクトはInfiniBand DDR、プロセッサAMD×86_64 Opteron Quad Core 1900MHz(7.6GFlops)を使用している。