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IDC Japan、2008年第3四半期 国内レーザMFP市場動向を発表

January 5, 2009, 東京--IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社は、国内レーザMFP市場に関する2008年第3四半期(7〜9月期)の実績を発表した。これによると、プリンター機能に加えて複写機能、スキャナー機能など、コンピュータとの連携機能を備えたレーザMFP全体の出荷台数は、前年同期比3.1%減の15万9,000台となった。
レーザMFPの出荷台数は、2007年第1四半期まで、前年同期比で大幅な増加を続けてきた。2007年第2四半期以降も緩やかな増加傾向だったが、2008年第3四半期に至ってその成長は反転、初めて対前年同期比減となった。レーザMFPはアナログコピアや単機能レーザコピアからのリプレイスによって、高い成長率を維持してきたが、企業内でのレーザMFPへのリプレイス需要が一巡したこと、米国の金融機関の破綻や株価の低迷などからの国内経済の不振を受けてユーザ企業が投資を絞った結果であると、IDCでは分析している。
カラーレーザMFPは、2007年第3四半期に一度、レーザMFP全体と同様に成長率が鈍化したが、その後の4四半期は前年同期比で比較的大きな成長率を維持し、今四半期は前年同期比6.2%増となっている。
IDC Japan ハードコピー・ペリフェラル&デジタル・イメージングのリサーチマネージャーである坂田信之氏は、「今四半期は、大型案件も少なくモノクロレーザMFPが景況の影響を受けて大きく減少した結果、対前年同期比でレーザMFP市場が初めて減少を記録した。対してカラーレーザMFPはベンダーの強力な提案によって成長を維持された。だが、景気悪化の影響は大きく、レーザMFPの2008年通年は前年を下回る懸念がある」としている。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内MFP市場 2008年第3四半期の分析と2008〜2012年の予測」(J8480304)にその詳細が報告されている。同レポートでは、国内MFP市場の動向を明らかにし、テクノロジーごとの出荷台数、出荷金額、平均出荷単価について、ベンダー別、販売チャネル別、ユーザーセグメント別などの実績データおよび市場規模予測データを提供している。

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