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FABTECHで見られた楽観論
November 24, 2009--ILS誌の編集長であるデイビッド・ベルフォルテは、先週米国シカゴで開催されたFABTECH 2009の雰囲気から金属加工業界の不景気も底を打ったようだと報告している。供給メーカーは、来る新年はいくつかのセクタでは急速な上昇を見せる不安定なスタートを切ると予測し、その他の企業(ジョブショップ)は春ごろまでは減速が続くが、春には販売においてより明確な上昇が期待できるとしている。
主要な切断加工機メーカーは、2009年の売上は非常に低かったが、その原因は米国の製造業における不況と業界が製造を開始するきっかけとなる消費マインドの復活時期が不明瞭だったことだと認識している。金融引締によって上半期の販売が遅れたと非難されたが、現在はこれも緩和されたようだ。よりよい生産性、製造のスリム化、コスト効率の高いスタッフ配置は、雇用創出を抑制し通常は業界に悪影響を与える。
出展者たちは来場者の数に満足しており、その質も高く真剣に興味を示していたという。提案書や見積書の数も増え、いくつか会場で実際に予約販売ができた例もあった。