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業界の「確信」を反映したLaser World of Photonics
July 7, 2009--世界的な経済状況にもかかわらず、ミュンヘンで開催されたLaser World of Photonics(6月15日~18日)はこれまでを上回る出展社をむかえて開催された。出展者は数多くのイノベーションを発表し、この「展示」と「カンファレンス」同様、産業界と科学との相乗効果をうまく活用しようとしていた。
今年の出展社数は1040社(前回2007年は1008社)。また、ドイツ国外からの参加企業も2007年の53%から今年は57%に増加した。
展示エリアもこれまでの3ホールから4ホール(452,000平方フィート)へと拡大。拡大したエリアは主に「レーザとオプトロニクス」および「レーザと加工用レーザ装置」の二つのセグメントからの出展増によるものだった。
来場者の点では、前回の26,655名から24,000名へと若干減少した。これは主に、現在の景気の影響を一番強く受けている産業セクタからの来場者減によるもものだった。
しかし、出展社は非常に満足していたようだ。トルンプ社のマネージングディレクタ、Jens Bleher氏は「ブースで得た引き合いは前回をわずかに下回るだけだったし、非常に具体的な打合せが持てた。とくにわれわれの太陽電池加工用の新たなレーザに対する注目は高かった」と語る。
また、コヒレント社のマーケティグディレクタ、Matthias Schulze氏は、「バイオフォトニクスに関するわれわれのアプリケーションパネルは非常に好評だった。これは医療分野におけるレーザを用いた診断のこれからのステップを示したものだ。AIDS治療から糖尿病診断まで幅広く、とてつもないポテンシャルを提供してくれる」と語っている。