June, 11, 2025, College Park--量子コンピューティングおよびネットワーキングの商用リーディングカンパニー、IonQは、ボストンを拠点とするフォトニックインタコネクトと量子メモリを専門とするスタートアップ企業、Lightsynq Technologies, Inc.の買収が完了したと発表した。この戦略的買収により、IonQ のフォールトトレラント量子コンピューティングのロードマップが加速され、量子インターネットの開発に向けた進展が促進される。
Lightsynqのフォトニックインタコネクトプラットフォームは、量子コンピュータの規模拡大に不可欠な高忠実度のマルチノード量子ビット演算とモジュール性をサポートする。量子メモリとリピータ技術における同社のイノベーションは、IonQのイオントラップ量子コンピューティングアプローチを補完し、IonQの量子ネットワーキングシステムを進化させる。
「この買収により、われわれは人材と技術を獲得するだけでなく、フォールトトレラント量子コンピュータと長距離ネットワーク機能の開発タイムラインを加速する」と、IonQのCEO、Niccolo de Masiは話している。「この契約により、実験的なバルク光学系からスケーラブルな光学チップへの移行が加速し、次世代の高度な量子技術と量子インターネットの商業化に近づくことができる。」
ハーバード大学の量子ネットワーキングの専門家、AWSの元研究リーダーであるDr.Mihir Bhaskar、Dr.Bart Machielse、Dr.David Levonianによって設立されたLightsynqは、複数の量子処理ユニット(QPUs)を高帯域幅でリンクして量子システムをスケーリングするように設計されたユニバーサルフォトニックインタコネクトソリューションを開発した。
「IonQはすでにエンタープライズグレードの量子コンピューティングとネットワーキングのリーダーであり、力を合わせることで、将来データセンター規模の量子コンピュータを提供するモジュラーアーキテクチャへの道を加速している」と、LightsynqのCEO、Dr.Mihir Bhaskarは話している。「われわれの仕事により、IonQ のシステムは高速かつ大規模にネットワーク化できるようになり、分散型量子コンピューティングの基盤が築かれる。」
この買収の一環として、IonQは、量子メモリおよび相互接続技術に関連する20件以上の特許および特許出願を特許ポートフォリオに追加し、量子コンピューティングおよびネットワーキング業界におけるIonQの知的財産の地位をさらに強化する。この買収は、量子ネットワーキング企業であるQubitekkとID Quantiqueの最近の買収、テネシー州チャタヌーガのEPBとの量子コンピューティングおよびネットワーキングイノベーションセンタの開発など、量子ネットワーキング分野でのIonQのリーダーシップを強化する。