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CISPR 24 第2.1版:修正票1合併-情報機器のイミュニティ

CISPR 24 第2.1版 修正票1を合併したものが発行された。規格の表題は「情報技術機器-イミュニティ特性-限度値及び測定方法」である。CISPR 24:2010+A1:2015 はCISPR 22で定義された情報技術機器(ITE) に適用する。この規格の目的は、使用する環境下で機器が意図した作動をするように、十分なレベルの内在するイミュニティを与える必要条件を確立することである。この規格は、静電気放電(ESD) を含む継続および一時的な伝導妨害および放射妨害に関して、その範囲内で機器のイミュニティ試験の要求条件を定める。手順はITE の測定用に定められ、限度値は周波数範囲0Hz ~ 400GHz 内でITE 用に作成されて定められている。特別な環境条件については特別な緩和措置が必要な場合もある。試験と性能評価条件__を考慮し、いくつかの試験は規定の周波数帯または選択された周波数で指定されている。これらの周波数で要求事項を満たす機器は、周波数範囲0Hz ~ 400GHz 全てにおける電磁気事象に適合するとみなされる。試験要求は考慮されるポートごとに指定される。
 この第2版は、1997年発行の第1版と、その修正票1 (2001)と修正票2(2002)を廃止して、差し替わる技術的改訂である。
 第2版は、前の版に対して以下に示す重要な技術的変更を含む。
– 参照日付の更新
– 連続伝導イミュニティ試験に使う4%ステップサイズのオプション削除
– スピーカー/ハンドフリーデバイスからの復調を測定する方法を含む電話機器を記述したAnnex Aの改訂
– DSL機器関連の新しいAnnexを追加。2011年6月の正誤表の内容はこの版に含まれる。
 この合併バージョンは第2版(2010) とその修正票1 (2015)から成り立っている。したがって、この版があれば修正票を注文する必要はない。
 詳細はIECのウェブへ。(2015/04/22)