複数入力・複数出力分配アンテナシステムの新製品が、Pulse Electronics 社より発表された。このDAS (DistributedAntenna System: 分配アンテナシステム) 天井取り付けシステムは、ポート間の分離が高く、複数のポート利得パターンが改善されている。「MIMO (Multi-Input Multi-Output) アンテナには、利得指向性パターンの最小利得と最大利得の差が大きく円になっていないという問題が起きることがよくある。MIMO またはニュートラル・ホスト用途で、無線通信事業者が両方のポートに適切な性能のものを持っているとは限らない。同社のMIMO アンテナは、6dB 以下の低い利得差で業界をリードしている。同社のインフラストラクチャの責任者PaulFadlovich 氏によると「競合他社の低いPIM (Passiveintermodulation: パッシブ混変調) のMIMO アンテナで16dBという高いピークゲイン差を持つモデルを確認した」という。同社のアンテナシステムの特徴は、周波数698 MHz ~ 5900 MHzでの動作能力、-155 dBc の低いPIM 仕様、2つの構成が可能なアンテナなどである。またPIM を保証し、RoHS 準拠でもある。
詳細はPulse Electronics 社のウェブへ。(2014/12/03)