TDK は、新製品の高性能MLJ1608 シリーズを発売して多層電力インダクタラインを拡大した。MLJ1608 シリーズは、近距離無線通信(NFC: Near Field Communication) と電源線用途で使用するため特別に設計されたものである。このインダクタは、NFC 用途において、アンテナとコントロールIC 間のフィルタに最適である。NFC モジュールの他にも、スマートフォン、タブレットなどの電子デバイスに使用するのに理想的である。同社によると「MLJ1608 シリーズは、TDK が新開発した低損失フェライト材料を使用しており、交流信号通電時も同形状の巻線コイルを上回る低損失特性を実現している。フェライト材の重畳特性も改善されており、NFC 回路に流れる最大300mA 程度の電流では、従来の巻線コイルと同等の特性を確保できている」。この高性能インダクタは、± 5 パーセントの狭公差インダクタンス、13.56 MHz で最大30 のHigh-Q 特性および進歩した磁気シールド特性を提供する。
詳細は下記のウェブへ。
– 米国TDK社(2015/05/19)
– ニュースリリース(日本語)(2015/05/19)
- 技術紹介製品ニュース(2015/07/30)