英国のReaction Engines 社は、2020年までに試験準備が完了する予定のSABRE システム実現のため、BAE Systems 社から2060万ポンドの投資と、英国政府から6000万ポンドの補助金を得た。IEEE Spectrum によれば、SABRE とは「航空機と宇宙船を結びつける可能性を持つハイブリッド・システム」である。複雑すぎて仮想のままペンディングとなっている宇宙船だが、同社は解決策を見つけたという。「SABRE のロケットエンジンは速度マッハ5.5、高度25 km程度まで酸化剤として大気を使うことができる。放熱器として作用する多数の細い管に通した液体ヘリウムをポンプで汲み上げる。冷却された空気は圧縮機に送られ、次にエンジン自身に供給されて、液体水素燃料とともに燃焼して推進力を得る」とIEEE Spectrum の記事は述べている。
詳細はIEEE Spectrumのウェブへ。(2015/11/16)