ホテルチェーンが客室の鍵にスマホを利用

　キーレス・エントリー技術により、StarwoodHotel チェーンの一部ブランドAloft、 Element、 Wなどのホテルでは、２０１４年１１月から客室ドアの施錠にスマホが使えるようになった。
　携帯電話はプラスチック製のカードキーより紛失する危険が少なく磁気カードのようにダメージを受けないことから、キーレス・エントリー・アプリの利便性は高い。ホテル利用者はチェックインやチェックアウトのプロセスも省くことができ、スマホ１つあればすべて処理できる。
　この新しいアプリを使う方法は簡単である。「アプリをインストールして携帯電話を登録する。ホテルでの宿泊当日、泊まる部屋のルームナンバーとメッセージとともに『キー』（何らかの暗号化コード） がプッシュ通知で携帯に送信される。部屋のドアの近くで携帯をかざすだけで、開錠されるという仕組みだ。アプリはStarwood PreferredGuest (SPG) といい、Aloft、Element、W ホテルチェーンのロイヤルティ・スキームである。
　２０１５年初めまでには、今回の対象ホテルで３万室部屋がキーレス・エントリー可能となり、ヒルトンでも２０１６年の終わりまでに６０万室を用意する予定だという。
　詳細はExtremeTech社のウェブへ。（2014/11/05）