米国連邦航空局(FAA:Federal Aviation Administration)は、Competitive Power Ventures 社がコネチカット州Waterbury-Oxford 空港近くの丘に設置しようとしている805メガワットの天然ガス発電所に反対している。
この発電所によって電磁干渉が起き、パイロットにとっては安全に対する懸念となるとFAA は考えている。FAA は航空管制への悪影響を懸念しており、具体的には2本ある発電所の高い煙突に飛行機が衝突する、あるいは鉄塔からの蒸気が飛行機に強烈な乱気流を起こすのではないかということを強調している。「こういった飛行機の意図しないロールやバンクに驚くだろうが、低い高度で飛行し着陸態勢のため低速なので、典型的な失速きりもみ事故の原因になる可能性がある」とパイロットのVince Calio 氏は話す。
だが、これに異を唱えるパイロットもいる。パイロットでありオックスフォードの元経済開発責任者のHerman Schuler 氏は、パイロットにとって発電所はそんなに危険ではないと考えている。Sikorsky Memorial 空港に来るパイロットはブリッジポートにある発電所の煙突の真上を通り過ぎる。その地点の乱気流はたいしたことはなく、真夏の暑さぐらいのものだ。発電所は滑走路のセンターラインから4000フィート(約1.2キロ) 離れているのだから」とSchuler 氏は言う。発電所の建設は明確になっていないままである。コネチカット立地協議会は1月15日に空港を視察し、一般の意見も聞く予定。数カ月以内には決定がなされる見通しである。
詳細はWTNH-TV News 8のウェブへ。(2015/01/07)