2015年1月の初め、中国・大連国際空港に着陸する4便が、近隣の違法ラジオ局からコックピットへの電波妨害を経験した。電磁妨害の影響を受けた不安定な通信システムのまま、4便とも着陸を余儀なくされた。違法ラジオ局は違法ドラッグの宣伝を放送しており、その電波はほとんどの航空機の離着陸範囲である300キロほどの高さまで届く。送信機の多くは近くのビルの屋根に隠されている。低コストで迅速に利益が得られるため、この違法ビジネスは人気となっている。新華社通信によれば「航空機通信と同じ無線周波数を使うことが多い違法ラジオ局は、民間航空の通信および国家安全に深刻な脅威となると、当局は考えている」という捜査当局は違法ラジオ局の所在地を割り出すことに成功しラジオ送信機を没収した、と新華社通信は伝えた。送信機没収後、妨害電波はなくなり、航空業務は通常に戻った。
詳細はSouth China Morning Postのウェブへ。(2015/ 02/05)