5月初旬、iPad ソフトウェアの不具合により、アメリカン航空で合計74便の遅延が発生した。この不具合はパイロットがコックピットで使うデジタル・マップにエラーを起こした。アメリカン航空は「数回のフライトで、パイロット用iPad ソフトウェアの問題を経験している。Wi-Fi にアクセスして問題を解決するために、航空機がゲートに引き返さなければならないケースもあった」と語った。アメリカン航空は2013年、パイロットがiPad で飛行計画やナビゲーション情報を入手できるようにした初の航空会社である。CNNMoney によれば、2400万ページの印刷文書を8千台のiPad に組み込んだペーパーレス化プログラムを採用し、年間当たり40万ガロン以上の燃料削減も達成した。ペーパーレスプログラムには益があるとしても、ソフトウェアがいつも信頼できるとは限らない。多くのパイロットは、今回の事態で、バックアップ用に紙の図面を使う羽目になった。アメリカン航空は不便をかけたとして顧客に謝罪し、この問題を適切に解決するべく取り組んでいる。
詳細はCNNMoneyのウェブへ。(2015/05/07)