異なる39ヵ国の科学者グループが、携帯電話やタブレット、ノートPC などの電子デバイスからの電磁界(EMF) と放射線を懸念している。科学者199人から成るグループは、国連と世界保健機構(WHO) に対し「国際EMF 科学者申し立て(International EMF Scientist Appeal)」というタイトルの文書を提出し、EMF に対し、もっと保護的なガイドラインを採用するように要求した。この新しい嘆願の前には、人体へのEMF 放射について生物学的および健康影響に関する2千以上の学術論文が提出された。「EMF エミッション(電磁界照射) は、人間の健康に対する広範囲の脅威となり、世界中に深刻な環境汚染ももたらす」と、科学者グループは言う。電磁界暴露の国際的ガイドラインは、特に我々のDNA に関して人体に対する電磁界の影響の現実を反映して強化する必要がある。有害な生物学的影響および健康影響に対処するには遅きに失している。我々は、保護レベルを高めたガイドラインを確定することで、電磁界暴露を減らさなければならない」と、グループ・リーダーの1 人であるMartin Blank 博士は語っている。
YIBADA によると、この「国際EMF 科学者申し立て」は、国連のBan Ki-Moom 事務総長およびWHO のDr. MargaretChan 事務局長宛に出されたもので「EMF 曝露を減らす予防アクションを立ち上げ、電磁界放射の健康リスクについてかた人々に、特に妊婦や子どもたちに知らせるよう両組織に求めている」といい「リスクを示している科学と一致し、その結果、矛盾を解決できるように、国連環境プログラムの後援で人体へのEMF リスクについての勧告を強め、野生動物や他の生物への潜在的インパクトを評価することも国連に要求した」という。
詳細はYIBADAのウェブへ。(2015/05/20)