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EN IEC 55011:2025発行

 表題は「工業,科学及び医療用機器-無線周波妨害特性-限度値及び測定方法」である。EN規格としてCENELEC中央事務局より、2025年7月4日に最終版テキストが配布され、CISPR 11:2024(第7版)と等価である。
 この規格は0 Hz〜400 GHzの周波数範囲で動作する産業、科学、医療用電気機器、および局所的に無線周波数エネルギーを生成および/または使用するように設計された家庭用および類似の機器に適用され、9 kHz〜400 GHzの周波数範囲での無線周波数(RF)妨害に関連するエミッション限度をカバーしている。 ITU無線規則(2020年)の定義(定義3.1.18を参照)の意味でのISM RF用途の場合、9kHz〜18GHzの周波数範囲での無線周波数妨害に関連するエミッション限度をカバーしている。無線送受信機能を組み込んだISM機器(無線機能を備えたホスト機器)は、この範囲に含まれている(付録F参照)。ただし、エミッション限度は、スプリアスエミッションを含むITUで定義されている無線送信機からの意図的な送信に適用することを意図していない。

[注記1.この除外は、意図的な無線送信機からのエミッションにのみ適用されるが、複合エミッション、たとえばISM機器の無線サブアセンブリと非無線サブアセンブリ間の相互変調から生じるエミッションは、この除外の対象ではない。]
[注記2.誘導調理器具のエミッション要求は、CISPR 14-1に規定されている。]

 ITU無線規則で定義されたISM周波数帯域内の周波数で動作するISM RF照明機器およびUV照射器への要求が含まれている。産業、科学、医療用途で使用されるロボットは、対象範囲である。

[注記3.飛行ロボット、家事支援ロボット、玩具ロボット、娯楽ロボットは、他のCISPR規格の範囲にあるロボットの例である。]

 他のCISPR製品および製品群の放射規格でカバーされている機器は、この文書の範囲から除外される。
 詳しくはCENELECのWebへ。(2025年7月4日)
https://standards.cencenelec.eu/dyn/www/f?p=CENELEC:110:::::FSP_PROJECT,FSP_ORG_ID:71535,1258289&cs=190C3663C366A0370825440E9E0FDF100