EMCD整合規格EN 55035:2017+A11:2020

表題は「マルチメディア機器の電磁両立性－イミュニティ要求事項」。2021年3月15日の欧州委員会実施決定（EU）2021/455によってEMC指令(Directive 2014/30/EU) 機器の適合性の推定を与える整合規格としてEN 55035：2017とEN 55035：2017/A11：2020 に改訂された。
　EN 55035：2017はCISPR 35：2016（修正MOD）である。したがって、この国際規格は、定格AC またはDC 電源電圧が600 V を超えないマルチメディア機器(MME)に適用される。この版の目的は次のとおりである。
１）周波数範囲0 kHz ～ 400 GHzでMMEが環境内で意図したとおり動作するように、適切なレベルの固有耐性を提供する要件を確立
２）試験の再現性と結果の繰り返し性を保証する手順を規定

　EN 55035：2017/A11:2020は、CENELEC独自のEN 55035：2017に置き換えられる規格の完全なリストを示す修正である。
　なお日本では規格協会より、BS EN 55035：2017+A11：2020のセットとして入手可能。

　詳細は下記のウェブへ。
● 欧州委員会実施決定（EU）2020/1630
https://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32021D0455
● EN 55035：2017
https://standards.cencenelec.eu/dyn/www/f?p=CENELEC:110:::::FSP_PROJECT,FSP_ORG_ID:60327,1258289&cs=15E08A9BF0E1432E17FC7B797BB0034CB
● EN 55035：2017/A11: 2020
https://standards.cencenelec.eu/dyn/www/f?p=CENELEC:110:0::::FSP_PROJECT,FSP_ORG_ID:71441,1258289&cs=1D85F5E0490800C51FBC5F2154B07560F