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パルスオキシメータがIEEE マイルストーン認定

パルスオキシメータの開発・普及の業績がIEEEマイルストーン(IEEE Milestone)に認定された。IEEE東京支部で2024年11月14日、IEEE Milestone贈呈式と記念講演会を開催し、オンラインで広報された。
パルスオキシメータの測定原理は日本光電株式会社の⻘柳卓雄⽒によって1972年に発⾒され、1975年に最初の製品であるOLV-5100耳用酸素濃度計が発売された。その後、パルスオキシメータは、患者の血液の酸素飽和度と皮膚の血液量の変化を非侵襲的に監視する医用機器として使用されてきた。現在の一般的な「パルスオキシメータ」は、電子プロセッサと患者の体の半透明部分 (通常は指先または耳たぶ) を挟んで波長660 nmの赤色と波長940 nmの赤外線を発する小さな発光ダイオード(LED)に対向させたフォトダイオード(PDIO)を配置、酸素化ヘモグロビンは赤外線を多く吸収、赤色光を多く透過し、脱酸素化ヘモグロビンは赤外線を多く透過、赤色光を多く吸収する性質を利用して、その強度と脈拍の関係から動脈⾎酸素飽和度(SpO2)を測定するものである。SpO2は次の式で定義される。

ここでHbO2は酸素化ヘモグロビン(オキシヘモグロビン)、Hbは脱酸素化ヘモグロビンを表す。
詳細は下記のウェブへ。(2024/11/14)
● IEEE へのマイルストーン提案:
https://ieeemilestones.ethw.org/Milestone-Proposal:Pulse_Oximeter
●日本光電株式会社のニュース記事:
https://www.nihonkohden.co.jp/news/20241114.html