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IEC 62153-4-9:2018/AMD2:2024~シールドバランスケーブル結合減衰の測定

2024年6月18日、IEC 62153-4-9:2018+AMD1:2020の修正票2が発行された。表題は「修正票2-金属通信ケーブルの試験方法-第4-9部:シールドバランスケーブルの結合減衰を測定するための電磁両立性(EMC)関連試験方法-3軸法」である。同時に元の規格と修正票を統合した「IEC 62153-4-9:2018+AMD1:2020+AMD2:2024 CSV」も発行された。この規格は金属通信ケーブルに適用され、シールドされた平衡ケーブルの結合減衰を決定するための試験方法を規定している。同心円状の外管なので、測定は円周上の不規則性や外部電磁界の影響を受けない。通常の計測器を使用して、低周波数から外部回路で定義された横波の限界である約4 GHzまで、スーパーシールド・ケーブルであっても広いダイナミックレンジと周波数レンジを適用して試験できる。ただし、バランを使用する場合、上限周波数はバランの特性によって制限される。測定は、IEC62153-4-4に従った標準管手順(それぞれ標準試験 ヘッドを使用)またはオープン チューブ(オープン試験 ヘッド)手順で実行する。ここで説明する結合減衰aCを測定する手順は、IEC 62153-4-4に従って遮蔽減衰aSを測定する手順に基づいている。
今回、附属書D(規定)で、スクリーニングされていない単一または複数のバランスの取れたペアに関するスクリーニング効果測定の項が修正された。
詳細はIECのウェブへ。(2024/06/18)
● IEC 62153-4-9: 2018/AMD2: 2024:
https://webstore.iec.ch/publication/80114
● IEC 62153-4-9: 2018+AMD1: 2020+AMD2: 2024 CSV:
https://webstore.iec.ch/publication/96023