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NICTの松本泰氏がIEC1906賞を受賞

 1906賞は、IEC活動を大きく前進させるのに貢献した、最近の傑出した個人の業績を表彰して授与される。
 NICT電磁波研究所の松本 泰氏が高く評価された点は、無線通信の保護を目的とした電磁妨害波の許容値設定法を所掌するIEC/CISPR(国際無線障害特別委員会)のH小委員会における活動、特に電子機器や無線端末が高密度に存在する環境下において5Gシステムなどの新たな無線サービスの保護に必要な電磁妨害波許容値の設定に適した優れた統計モデルを提案したこと。このモデルとそれに基づく周波数40 GHzまでの許容値試算結果は、意見照会文書として各国に回付されている。今後、各国のコメントを反映した委員会原案が作成され関連国際標準(CISPR/TR16-4-4)に反映されることが見込まれる。
 詳細は下記のウェブへ。(2023/10/17)
●IEC:https://www.iec.ch/awards
●電磁波研究所:https://rri.nict.go.jp/news/20231024_award2.html