Würth Elektronik社から、人気のあるMID-PPTI超小型プッシュプルトランスシリーズの拡大が発表された。このシリーズの部品は、プッシュプルトランスおよびパルストランス用途の多くで使用でき、数多くの参考設計で採用されている。
MID-PPTIシリーズに追加されたのは750317828、750317829、750317830、750317331の4モデル。全てAEC-Q200認定済みで2500VACの絶縁電圧を含む。5ボルトと12ボルトの出力バージョンは両方、12ボルト、24ボルトの入力のそれぞれに使用できる。5ボルト出力バージョンの750317828と750317830は、250ミリアンペアの電流に対応し、12ボルト出力バージョンの750317829と750317331は、100ミリアンペアの電流に対応している。
Würth Elektronikの製品マネージャーDean Huumala氏は「この4モデル発売で、低電力の絶縁型電源設計時に利用できるツールセットが増える。また、このシリーズはパーツ数が非常に少ない点が非常に魅力的であり、非常に小型で低コストのソリューションである。」
この薄型の表面実装シリーズは、-40°C〜125°Cの動作温度が特徴で、機能的かつ補助的で、強化された絶縁で作られている。MID-PPTIトランスは、絶縁インターフェース電源に最適である。用途としては、CAN、RS-485、RS-422、RSS-232、SPI、I2C、低電力LAN、産業用、プロセス制御、医用機器、アナログおよびデジタルのPLC、I/Oモジュール、絶縁ゲートドライバ電源、ACモータードライブ、ソーラーインバータアプリケーションなどである。
詳細はWürth社のウェブへ。(2021/07/08)
https://www.we-online.com/catalog/en/MID-PPTI