2021年7月23日、規格名「金属ケーブルおよびその他の受動部品の試験方法-第4-7部:電磁両立性(EMC)-コネクタ及びアセンブリの伝達インピーダンスZT及び遮へい減衰asまたは結合減衰acの測定のための試験方法- 3軸管内管法」の第3版が発行された。同時に赤線版(RLV:Redline version)も発行。RLVは公式のIEC規格とその前の版の変更を比較するため赤線と赤字で表記されているので、迅速かつ簡単に変更内容が把握できる。
この3軸管内管法は、嵌合した遮へいコネクタ(ケーブルとコネクタ間の接続を含む)およびケーブルアセンブリの表面伝達インピーダンスおよび/または遮へい減衰と結合減衰を決定するのに適している。この方法を拡張して、平衡型またはマルチピンコネクタやマルチコアケーブルアセンブリの伝達インピーダンス、結合減衰または遮へい減衰を決定することもできる。
第3版は、2015年に発行された第2版とその修正票1:2018を廃止し、差し替わる。また、前の版に関して次の重要な技術的な変更を含む。
Annex E:参考情報(informative)として、コネクタの遮へい効果の直接測定に関する情報を記載
Annex F:混合モードパラメータに関する規定(normative)情報として記載
Annex G:結合減衰を測定するアクセサリに関する規定(normative)情報として記載
Annex H:参考情報(informative)として、低周波の遮へい減衰について説明
詳しくはIECのウェブへ。(2021/07/23)
● IEC 62153-4-7:2021
https://webstore.iec.ch/publication/65189
● IEC 62153-4-7:2021 RLV(Redline version)
https://webstore.iec.ch/publication/70268