2021年2月22日、FCCより「Releases Hearing Aid Compatibility Report and Order(WT Docket No. 20-3/FCC 21-28)」が発行された。今回の改定の骨子は2年間の移行期間が新たに設けられたことで、2017年のFCC規則改訂により、携帯電話メーカーは2021年3月1日以降の新規モデルを補聴器の両立性認証のボリュームコントロール要求に適合する必要が生じていた。この要求の規定は従来のANSI C63.19-2011規格にはないので、規定のあるANSI C63.19-2019※ が採用されることになった。今回の移行期間の改訂には、さらに広い範囲の規定、周波数帯域と技術、試験方法を国際規格との調和、補聴器ユーザーによる利用性能の改善、携帯電話メーカーやサービスプロバイダの規制上の負担が軽減するような規制の簡素化も、含まれている。
詳細は下記のウェブへ。(2021/02/22)
● 該当するReport and Orderのウェブ:
https://www.fcc.gov/document/fcc-updates-hearing-aid-compatibility-rules
● 詳細資料:
https://docs.fcc.gov/public/attachments/FCC-21-28A1.pdf
● FCCの補聴器両立性に関する総括的な情報:
https://www.fcc.gov/hearing-aid-compatibility-wireline-telephones
[※訳者注] ANSI C63.19-2019, American National Standard Methods of Measure ment of Compatibility Between Wireless Communication Devices and Hearing Aids, August 19, 2019 (2019 ANSI standard)