新しいIEC61000-4-3:2020 第4版には、以下に示す更新が含まれている。
・複数の試験信号を使用して試験する方法の記述
・EUTとケーブルの配置に関する情報の追加
・新サービスを考慮するための上限周波数制限の削除
・均一な電磁界領域の特性を示す方法の詳細な仕様
・電磁界生成する系列で電力アンプの線形性をチェックするための説明の追加
IEC 61000-4-3第4版で採用された複数信号試験は、EMC試験の信頼性を確固たるものにする。AR社のマルチトーン試験システムMT06002は、複数信号放射およびイミュニティ試験実施において指導的地位を確立している。AR独自のマルチトーン・ソフトウェアを使用すると、ユーザーは、基準に適合しマルチトーン手法を利用する多数の試験および校正ルーティンを使うことができる。完成度の高いこのソフトウェアは、同社のemcwareと同様、非常に直感的なワークフローと幅広い機能を備えており、実際の試験時間短縮につながる。
MT06002は、最大1GHzの瞬時帯域幅で周波数範囲10 kHz 〜 6 GHzの試験が可能で、EMC試験所がIEC61000-4-3以外でも伝導イミュニティの試験を拡大し、試験中に多くのトーンを使用できるようになる。
詳細はAR社のウェブへ。(2020/10/26)
https://www.arworld.us/html/18200.asp?id=1416