2020年7月6日、国際規格IEC 62153-4-9:2018のAMD1:2020が発行された。表題は「修正票1-金属通信ケーブルの試験方法-第4-9部:電磁両立性(EMC)-シールド付き平衡ケーブルの結合減衰、三軸法」である。この修正の目的は、測定領域を拡張して、シールドされていない単一または複数の平衡ペア線またはシールドされていないクワッドの平行ペア線の結合減衰を3軸法で測定できるようにすることである。さらに、使用可能な周波数範囲を9 kHz未満まで拡張し、シールド付きおよび非シールの平衡ペアまたはクワッドの平行ペア線の低周波結合減衰aCを測定できるようにすることである。広いダイナミックレンジと周波数レンジを適用でき、低周波から約4 GHzの外部回路で定義された横波の限界まで、通常の計装でスーパースクリーンケーブルを試験できる。ただし、バランを使用する場合、最高周波数はバランの特性によって制限される。同時にこの修正票1と統合した統合版(Consolidated version)のIEC 62153-4-9:2018+AMD1:2020 CSVが発行されている。この統合版は、第2版(2018)とその修正票1(2020)で構成されているので、統合版に加えて修正票1を注文する必要はない。
詳細はIECのウェブへ。(2020/07/06)
https://webstore.iec.ch/publication/64072