Laird Performance Materials社のユニットに、発泡電波吸収体をどんな屋外環境でも使用できるよう、湿気や熱から保護する機能が追加された。
広帯域で軽量の発砲電波吸収体は、軍事・航空宇宙分野の設計エンジニアにとって、直接反射による信号の干渉を最小限に抑えようとするエラストマに代わる、価値ある選択肢である。ただし、保護されていない電波吸収体は、熱や湿気、水などに長時間、さらされると壊れる可能性がある。さらに、保護されていない状態では、発泡電波吸収体が剥がれ、電子回路に損傷を与える埃を放出することがある。
スプレー式やファブリック・コーティング、硬い独立気泡発泡体注入を使用するLaird社のカスタム保護ソリューションにより、屋外試験
エリアでの信号干渉の軽減であれ、軍用船舶の外側をレーダー探知からシールドする目的であれ、設計エンジニアは吸収体を多くの用途に使うことができるようになっている。これらの保護コーティングは湿気をブロックして、剥がれを防止し、結果的に長期間使える信頼性の高い発泡電波吸収体になる。
「発泡吸収体は、設計時、エンジニアに信頼できる性能と柔軟性を提供する。屋外環境において、これらの吸収材を当社の高度なコーティング機能で保護することにより、軍事・航空宇宙の設計エンジニアに新しい可能性を開く」と、Laird R&F Products社の航空宇宙・防衛担当の取締役Rick Johnson氏は話す。
Laird社の発泡電波吸収体保護コーティングには3種類ある。
・先進的な外部コーティングにより、湿気や吸収体内部への水分吸収を阻止するウォータープルーフ効果が得られる。
・構造発泡フィラーにより、電波吸収体内部の独立気泡保護が可能になり、構造形状またはパネルが形成される。
・CamoRam は、電波吸収体を高度なファブリックに縫い込んで、テントやカバー、ベスト、ジャケットなどを作るもので、信号干渉を減らして、レーダーから兵士や機器を見えなくする。
設計エンジニアは、以上の保護コーティングそれぞれをLaird社の広帯域発泡電波吸収体に適用することができる。次に、コーティング済の電波吸収体を型抜き、あるいはウォータージェットカットによって、あらゆる用途に合うカスタム形状にできる。さらに、R&FはCamoRam を複雑な部品に縫い込んで、機器の残存可能性機能をカバーおよび強化できる。
「多くの場合、軍事・航空宇宙分野の設計エンジニアは、屋外条件に耐えられる発泡電波吸収体の代替ソリューションを見つける必要があるが、当社の保護機能により、設計エンジニアは今までにない新しい方法で発砲電波吸収体を使って、あらゆる環境で電子システムの信頼性と性能を向上させることができる」とJohnson氏は話している。
詳細はLaird社のウェブへ。(2020/04/23)
https://www.laird.com/resources/newsroom/laird-performance-materials-adds-ability-equip-foam-microwave-absorbers-all-weather-use