CISPR 16-1-1:2019「無線妨害・イミュニティ測定等」第５版

「無線妨害及びイミュニティ測定装置並びに測定方法の仕様書－第1-1部：無線妨害及びイミュニティ測定装置－測定装置」の第５版が２０１９年５月２２日に発行された。この「CISPR 16-1-1: 2019」は周波数範囲9 kHz ～ 18 GHzの無線妨害波の測定用機器の特性と性能の仕様を定めている。また、不連続な妨害測定用の特殊な機器に対する要求も記載されている。
　CISPR 16-1-1は、IECガイド107に従ってIECの製品委員会が使用する基本電磁両立性（EMC）規格である。ガイド107 に書いてあるように、製品委員会は基本EMC規格の適用性を決定する責任がある。CISPRとその小委員会は、特定の製品に対する特有のEMC 試験結果の評価において製品委員会と協力する。
　第５版の仕様はEMI受信機とスペクトラムアナライザに適用する。この規格で使用される「測定用受信機（measuring receiver）」は、EMI受信機とスペクトラムアナライザの両方に該当する（3.7項も参照）。測定用受信機のための校正要求事項は付則J で詳述されている。スペクトラムアナライザの使用についての詳細なガイダンスは、CISPR 16-2-1:2014、CISPR 16-2-2:2010、CISPR 16-2-3:2016の付則Bにある。
　この第５版は、２０１５年に発行された第４版をキャンセルして差し替わるもので、技術的改訂から構成されている。第４版からの技術的改改訂に関する全リストは、規格の前書きを参照されたい。
　詳細はIECのWebstoreへ。（2019/05/22）
https://webstore.iec.ch/publication/60774?utm_source=Webstore+Just+Published&utm_campaign=87cdb760e1-JUST+PUBLISHED+by+the+IEC+-+Edition++2019-05&utm_edium=email&utm_term=0_61d266ee9e-87cdb760e1-51596217