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シールド筐体電磁波漏洩検出システム

 AR社のモデルCL-105A/CL-106Aは、シールド付き筐体漏洩検出システム(SELDS)で、EMI筐体の継目、扉、フィルタ接続部など電磁シールドの性能低下が起こりやすい場所のシールド効果を試験するのに便利である。このシステムには、送信機CL-105A、受信機Cl-106Aおよび付属ヘッドホン、頑丈なキャリングケースから構成されている。
 受信機CL-105Aは非常に高感度で、シールドルームの認証でもMIL-STD-188/125など最も厳しい軍用規格に適合している。このシステムはEMI筐体に亀裂が起こりうる場所に生じる小さな磁界を検知するためにEMI筐体表面に沿って電流を流すことで、相対的なシールド効果を測定できるよう設計されている。
 送信機CL-105Aは、EUTのEMI筐体に接続される出力信号を発生するのに使用する。このデバイスは小型から中型、大型のEMI筐体で機能するように自動出力調整機能がある。接続されたEMI筐体に最適レベルに送信機の出力が調整されると、LED表示が緑色になる。受信機CL-106Aは、EUTのEMI筐体の亀裂で生じる最も小さな磁界の発生も検出できる高感度を誇る。
 このユニットは自動ゼロ設定ができ、シールド効果に比例するさまざまな振幅に対応する聴覚出力を備えている。聴覚出力には、内蔵スピーカーまたは付属のヘッドホンが使える。相対的なシールド効果測定結果を示すためdB値を4桁7セグメントの液晶で表示する。また、暗い環境では内蔵のLEDライトの照明が可能である。
 この機器の輸出クラス分類はEAR99で、輸出用には米国輸出管理規則にしたがって管理され、米国の法律に反した流用は、禁止されている。
詳細は下記のウェブへ。

● AR社の製品紹介
https://www.arworld.us/html/18200.asp?id=1443
●スペックシートのダウンロード
https://www.arworld.us/post/CL-105A_CL-106A.pdf