「CISPR 11:2015+A1:2016+A2:2019:工業用、科学用及び医療用機器-無線周波妨害特性-限度値及び測定方法」は、周波数範囲0 Hz ~ 400 GHzで動作する工業・科学・医療用の電気機器ならびに無線周波エネルギーを局所的に発生および/ 又は使用するように設計された家庭用および類似の機器に適用する。この規格は周波数範囲9 kHz ~ 400 GHzの無線周波数(RF)妨害に関係したエミッション要求をカバーしている。測定が必要なのは、6章で限度値が設定されている周波数範囲だけである。国際電気通信連合の無線通信規則(ITU Radio Regulations:定義は3.13項参照)に書かれた定義という意味でのISM RF用途で言えば、この規格は周波数範囲9 kHz ~ 18 GHzの無線周波数妨害に関連したエミッション要求事項を扱っている。ITUの無線通信規則が定義するISM 周波数帯範囲内で動作するISM RF照明器具およびUV照射器は、この規格の対象品目である。CISPRの他の製品および製品群のエミッション規格が適用される機器は、この規格の適用範囲から除外する。この第6版は、2009年発行の5版と2010年発行の修正票1を廃止して置き換わり、技術的な改訂から構成され、電力電子機器やシステム、据え付け機器の型式試験を紹介し許可している。エミッション限度値は、現在では電力伝送の方向に関わらず、低電圧(LV)のACおよびDCの電力ポートに適用する。いくつかの限度値は、試験サイトで使用する実用的な試験条件に適応していた。今回それらを、例えば電力供給および充電目的用の無線電力伝送(WPT)に使う電力用電子ISM RF機器にも適用する。また、周波数範囲1 GHz ~ 18 GHzの限度値は、CWタイプ妨害波および同様の均一で技術的に中立な方法で変動する妨害波に適用する。こういった測定には、従来のログAV手法と新しいAPD手法、2つの測定方法どちらかを利用できる。
これは、IECガイド107の電磁両立性「電磁両立性出版物の起草(2014)」に従って製品群EMC試験のステータスを有する。この合併バージョンは第6 版(2015)と、修正票1(2016)と修正票2(2019)から成るので、第6版があれば修正票の注文は不要。
詳細の購入情報は下記のウェブへ(2019/01/18)。
● AMD2:2019(修正表1)とAMD1:2016(修正票2)をCISPR 11とともに規格第6版を購入する場合:CISPR 11:2015+AMD1:2016+AMD2:2019 CSV
https://webstore.iec.ch/publication/64542?utm_source=Webstore+Just+Published&utm_campaign=1ecf7d3fab-JUST+PUBLISHED+by+the+IEC+-+Edition++2019-01&utm_medium=email&utm_term=0_61d266ee9e-1ecf7d3fab-51596217
● AMD2:2019( 修正票1)のみ購入する場合:CISPR 11:2015/AMD2:2019
https://webstore.iec.ch/publication/59839?utm_source=Webstore+Just+Published&utm_campaign=1ecf7d3fab-JUST+PUBLISHED+by+the+IEC+-+Edition++2019-01&tum_medium=email&utm_term=0_61d266ee9e-1ecf7d3fab-51596217