先進の試験機器設計および製造で世界的トップ企業のSiglent Technologies社は、スペクトラム・アナライザ兼ベクトル・ネットワークアナライザの新モデルSVA1015Xを発表した。周波数範囲は9 kHz ~ 1.5 GHz(VNA の周波数範囲は10 MHz ~ 1.5 GHz)で、価格は1,395ドルより。この次世代試験機器は、RFデバイス試験、放送評価、サイト調査、EMI予備適合試験、研究開発など多くの用途で非常に高精度のRF測定機能を実現する。分解能帯域幅(RBW)を1 Hz ~ 1 MHz を1-3-10の順列で切り替えできるのは、この価格帯では例外的な高仕様である。位相ノイズは1 GHzで-99 dBc/Hz未満、総合的な振幅精度は1.2 dB未満である。オプション機能には、ベクトル・ネットワークアナライザ(S11、S21)、障害位置検出(DTF:Ditance-to-Fault)ロケーターに基づく周波数ドメイン反射率測定、変調アナライザなどがある。マウスとキーボードでサポートする10.1インチ(1024 × 600 ピクセル)のマルチタッチスクリーンを標準装備。PCと携帯端末用のウェブ・ブラウザ・リモコンがある。
詳細はSiglent Technologies社のウェブへ。(2018/07/20)
https://www.siglentamerica.com/spectrum-analyzers/sva1000x-spectrum-vector-analyzer/