この規格は測定用機器に限定した測定結果の不確かさを、CISPRの妨害波限度値への適合判定時に適用する方法を規定した基本規格である。この統合版(CSV: Consolidated Edition)はCISPR 16-4-2:2011と修正票1:2014+修正票2:2018 をまとめたものであり、2.2版として2018年8月15日に発行された。同時に修正票2が単独でも発行されている。修正票で追加になっているのは、5.6項のCDNAを用いた伝導妨害波の測定、5.7項のΔ-ANを用いたAC電源ポートや他の電源ポートの伝導妨害波測定、9項のラージループアンテナ(LLAS: Large Loop Antenna System)およびループアンテナを用いた周波数範囲9 kHz~30 MHzの放射磁界妨害波の測定などである。その他、周波数範囲30 MHz ~ 300 MHzの伝導妨害波測定の不確かさバジェット、150 Ω Δ-ANを用いた周波数範囲150 kHz ~ 30 MHzの伝導妨害波測定の不確かさバジェット、OATS/SACでハイブリッドアンテナを用いて距離3 m、10 m、30 mで周波数範囲30MHz ~ 1000 MHzの水平偏波と垂直偏波を別々に放射妨害波測定する 不確かさバジェット、測定サイトがFARで距離3 mのみ条件を変えた不確かさバジェット。表F.1に直径任意のLLASを用いた周波数範囲9 kHz ~ 30 MHz 放射妨害波測定の不確かさバジェットなどが追加されている。
詳細はIECのWebへ。(2018/08/15)
https://webstore.iec.ch/publication/63750?utm_source=Webstore+Just+Published&utm_campaign=6a5a94cd38-JUST+PUBLISHED+by+the+IEC+-+Edition++2018-08&utm_medium=email&utm_term=0_61d266ee9e-6a5a94cd38-51596217