Empower RF Systems社は、広帯域、高電力の1 KW、1~ 3 GHzのアンプのデモンストレーションで、拡張性がある業界初のアーキテクチャを開発した。それは、さまざまな多くの顧客および用途に多岐にわたる出力電力レベルを供給する方法として開発されたもので、同社エンジニアグループによるわずか1つの基本的な設計でできている。顧客の利点としては、現在必要な電力のみ購入し、試験や用途により将来、より大きな出力電力が必要になった際に電力アンプブロックを追加するので、アンプに使う全体的な費用を削減できること。3U筐体の電力アンプブロックを追加するだけで、工場戻しや、要求される位相マッチング用の特別な対応なしで、非常に簡単に要件が達成できる。
同社のALCモードを持つ外部機器を普通より少ない個数使って放射イミュニティの掃引をスピードアップすることで、費用の節約ができる。必要とされる出力電力に対するコマンドをアンプに送信するだけでよく、急激に変化する出力に合わせて以前の技術を使ったアンプの周波数カーブに基づく調整を気にする必要はない。どのように動作するか見てみよう。シグナルジェネレータの周波数を電力レベル +/-3 dBmで設定し、そのままにする。必要とする電力を出力するようアンプに伝達し、電界強度プローブの値V/mを読み取って計算し、希望する電力をアンプに指示し、それを繰り返す。特定の電力レベルを維持するようアンプに指示することで、より少ない漸増電力ステップで希望する電界が達成できる。
詳細はEmpower RF Systems社のウェブへ。(2017/08/15)