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ナノ結晶を使ったコモンモードチョークの新製品

 1963年創業、インダクタや変圧器の大手メーカーITG Electronics社は、小さなサイズで高い電力定格を達成するナノ結晶を使用したコモンモードチョークの新シリーズを発表した。ナノ結晶材料という名前は生成過程に由来する。溶融金属を次々と急速に冷却し、非結晶質の高いエネルギー構造内に固定する。結果としてできる材料は、ナノスケール(10 ~ 100 nm)サイズの粒子を持つ結晶から成る。ナノ結晶のコアチョークは、商用および家電品両方の幅広い用途に最適である。透磁性が高いため、同じインダクタンスに達するのに少ない巻数で済むので、ナノ結晶コアはフェライトコアを使用したときよりはるかに低い直流抵抗(DCR:Direct Current Resistance)を誇る。DCRが低いということは、高効率で電力ロスが低いということである。
 詳細は
ITG Electronics社のウェブへ。(2017/08/15)