スペクトラム・アナライザの新シリーズ

　Rigol社のスペクトラム・アナライザDSA800シリーズは、性能および価格を見直して製品カテゴリを一新した。DSA800シリーズは、大きな画面ディスプレイ、小型設計、使いやすいインターフェースが特徴で、RFおよび無線の試験や生産でのベンチトップまたは現場用途に最適となっている。同製品シリーズは、同社製のデジタルIFフィルタを使って小さな信号を測定する能力があり、より細かい帯域設定が可能で、表示されるノイズレベルを削減できる。DSA815は、10 Hz ほどの小さな差異を持つ周波数の信号間で識別できる。DSA832、DSA832E、DSA875には-161 dBm（代表例）までのDANL（Displayed average noise level）がある。さらにRigol社からは、全機種にEIフィルタ、準尖頭値検波器キット、VSWR測定パッケージ、トラッキング・ジェネレータ（“-TG” が付いた機種）という幅広いオプションを用意している。プリアンプは、シリーズ全機種で標準である。用途が455 MHでの電波確認であろうと、2.4 GHz信号の第３高調波モニタリングであろうと、DSA800シリーズで適切なスペアナが見つかるはずである。
　詳細は下記のウェブへ。（2017/05/03）