Tech-Etch社は、試作品から大量生産要求まで対応可能なEMIシールド静音通気パネルQuiet Ventを発売した。社内でのメッキによりシールド性能と環境保護が向上し、素早い転換が可能になる。Quiet Vent 8300シリーズは、減衰特性が最大90dBという高いEMIシールド定格を持つよう設計されている。シールド性能は、厚さ1/4インチ(約0.6 cm)の交差するセルで構成されたハニカムパネルで実現した。ハニカム設計により通気開口エリアとして97 %を確保できるので、制限の少ない空気の流れが乱流を減らし、穴あき金属製の通気パネルより音声ノイズを低レベルにできる。RoHS適合の多種類の仕上げから選択可能。Quiet Ventは標準サイズが66種類あり、現在使われている電子機器の冷却要求用として低コストの対策となる。軽量のアルミフレームは、フレームと取付面との間のシールド用ツインシール(Twinseal)ガスケットが標準実装である。ツインシール・ガスケットにより、付属のメッシュガスケットによるEMIシールドに加えて、効率的な環境シールが可能となる。Quiet Ventにはキャプティブ・ファスナまたはスルーホールが用意されている。シールド技術の世界的トップ企業であるTech-Etch社は、標準および特注のシールド製品を民生・軍用の両市場に向けて生産している。EMIシールドQuiet Ventのサンプルおよび仕様全項目は下記リンクから入手でき、シールドカタログもダウンロード可能。
詳細はTech-Etch社のウェブへ。(2017/05/18)