RF、マイクロ波、ミリ波製品メーカーの大手Pasternack社は、USB制御のPL(LPhase Locked Loop)周波数シンセサイザの新シリーズを発売した。PLLシンセサイザは、シグナル・インテグリティが最重要となるRFおよびマイクロウェーブ通信システムで、信号連鎖の最適なレベルで動作できる非常に優れた位相ノイズ性能を持つ高いレベルの周波数安定性および正確性を提供する。また信号発生器、卓上試験および測定、電子戦、マイクロ波無線に関する用途で有用である。同製品の新モデルは6種類で25 MHz~27 GHzの広範囲の周波数帯をカバーしている。小型で堅牢なSMAコネクタ付き設計で、パソコンとUSB 2.0インターフェースで接続し、DC電源とGUIコマンド制御を備えている。また代表的な+10 dBm ~ +19 dBmの高出力電力レベルで出力は1 dB刻みで減衰でき、50 dBまで調整可能。位相同期速度の標準値は1 ms、位相ノイズは100 MHzオフセットで-108 dBc/Hzと非常に低い。その他の特徴としては、50 MHzの内部周波数源、電源ケーブル付き外部基準オプションがある。周波数分解能は整数(デフォルト)または分数モードのどちらかを使って刻み幅1 MHzまで分解能を調整できる。モジュールはUSB接続、位相ロック/アンロック、RF電力停止を確認するLEDの機能インジケータをサポートする。シリーズ全製品がRoHSとReachに適合し、カテゴリEAR99として分類されている。ユーザーマニュアルとVISA 準拠のソフトウェアパッケージが同社のウェブからダウンロード可能。「Pasternack 社のUSB制御PLL周波数シンセサイザ新製品6モデルは、設計者に多様な機能を提供し、試験・測定用途に最適である。各モデルとも付属品ケーブル、ダウンロードできる取扱説明書、MOQ( Minimum Order Quantity:最小注文数量)を気にせず在庫から直接配送されるコマンド制御ソフトが付いている完全版である」と同社Active Component Product
ManagerのTim Galla氏は話している。同製品は即納可。
詳細はPasternack社のウェブへ。(2017/02/16)