MPE社は、従来はHEMP保護フィルタと分類されるが、電源線用途に適用するため200 Aと400 Aの異なる2種類を発表した。だが特に米国の防衛および国土安全保障の市場においては、要求事項として225Aを求める多くの用途があることが明らかである。MPE社製のフィルタでこれに対応する場合、以前なら用途出力を低下させるか、サイズや重さ、コストなどに影響する400 A改良型にステップアップすることを意味しただろう。これに応えて、MPE社は現在、このような特定用途の必要性に見合う250A HEMP改良型を設計し発売している。したがって、この高性能で新しい4線式電源線用HEMPフィルタは、MIL-Std-188-125-1と-2のパルス電流注入(PCI:Pulse CurrentInjection)要求事項およびDef Stan 59-188パート1 と2 のE1パルスとE2 パルスに対する条件を満たしている。全ての電源線に高エネルギーのトランジェント抑制器を備えている。低い電源インピーダンスの電源供給でも十分な連続波EMC性能と優れたトランジェント制御性能両方を提供する誘導性入力が特徴の新モデルは、MPE社の他のHEMP フィルタに必要不可欠な、同じ現場で実証された部品と回路を組み込み、結果として温度上昇が殆どなく信頼性が極めて高いフィルタを保証しつつ、400 Aソリューションに対し相応のサイズ、重さ、費用対効果を提供する。250 AフィルタはMIL-STD-188-125のPCI要求事項に対して、専門ラボおよび米国国防総省(DoD)の請負業者であるコロラド州スプリングスのJaxon Engineering & Maintenance社で、別々に試験された。
詳細はMPE社の下記ウェブへ。(2016/11/29)
● 250 A4線HEMPフィルタの総合データシート