ART-Fi社は、どんな比吸収率(SAR: Specific Absorption Rate)測定システムでも使えるオールインワン検証キットを発表した。適合性評価試験所は、デバイスがサポートする無線技術のSAR測定をする前に、測定システムの検証を行わなければならない。試験所の環境条件によってはSAR測定システムに対し通常の検証を実行する必要もある。電力監視キット(PMK :Power Monitoring Kit)は、SAR測定試験所の積年の問題を解決する。PMKがあれば、試験所は反復可能なSARシステムの検証と確認を正確に素早く実行できるのである。PMK は周波数範囲699 MHz ~ 6 GHzでの低い信号ノイズ、優れたアンプ利得を持ち、可動部品なし、ダイポールおよびアンテナのS11パラメーターを連続して監視できる性能がある。いったんセットアップすれば、予想する電力と周波数を入力するだけでPMKはシステムを自動的に検証する。
詳細はART-Fi社のウェブへ。(2016/11/03)