CISPRの主要な役割は、機器からの9kHzを超えるエミッションを制限する分野での標準化であり、スマートグリッドシステムのエミッション測定や制限をカバーした適用できる規格を多く発行している。無線周波数スペクトラムを確実に保護するため、電磁干渉の症状なくスマートグリッドが採用された際に性能を発揮して有益なものになるには、効果的にエミッションに対応しなければならない。注目すべき追加要求は、スマートグリッド構成要素の設置時に発生する必要なRF信号やRF妨害、他の事象など多岐にわたる妨害源に対し、スマートグリッドシステムが耐性を持たなければならない、ということである。エミッションを制限すること、そして適切なレベルのイミュニティを確保することの両方が必要となってくる。CISPRはスマートグリッドと接続あるいは相互運用する機器の設計・開発時に考慮すべき問題に関して理解を深めるため、スマートグリッドのEMCに対するガイドを作成した。
詳細はIECのウェブへ(PDF)。(2016/04/05)