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ITU-T K.83に適合する周波数選択的エリアモニタ

 Narda Safety Test Solutions社より新しい測定ステーションAMS-8061エリアモニタが発売された。この自律型測定ステーションは、周波数範囲100kHz~6GHzの電磁界で最大20個までの周波数帯を自由に定義できる。これにより、DABやDVB-Tと同様、GSM、UMTS、LTEが原因となる電磁界曝露レベルを別々に記録できる。測定はITU-T Recommendation K.83「電磁界レベルのモニタリング」に従う。Narda 社によると「AMS-8061エリアモニタは独立して動作する。太陽電池および充電可能なバッテリがあるので、事実上ほとんど時間無制限で連続測定が可能になる。デバイスには、例えば6分ごとの測定で30日間にわたる結果を内部に保存できる。結果は、イーサネット経由、USBやRS 232経由、あるいはSDカード転送、携帯電話リンクによるリモートアクセスなどによりローカルで読み取れる。モニタにはGPSコーディネートによる現在位置なども表示されるので、モバイル動作が簡単になる。制限値を超過したり故障した場合、デバイスは自動的にSMS(ショートメッセージサービス)を送る。エリアモニタのビルトイン・アンテナは100kHz~6GHzまでの範囲で周波数を捉える。スペクトラムアナライザは自由に周波数帯を定義し、独立した周波数成分を選択してデータを照合する。このようにして、デバイスはITU-T K.837章に適合する選択的な測定手順を提供する。またウェブ・ベースのアプリケーションに組み込むことが可能。PCソフトウェアは評価と文書化を単純化する。エリアモニタAMS-8061の筐体は耐候性なので屋内・屋外両方の使用に適している」という。
 詳細はNarda社のウェブへ。(2016/03/09)