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乳がん患者の痛みを救う新ツール

 Einstein Medical Centerの医者が乳がん手術中にがん組織を見つける新しいツールを使っているとフィラデルフィアCBSのレポーターLynne Adkin氏が報じた。このMargin Probe Systemは、医者が腫瘍摘出手術中に電磁波を使って悪性腫瘍周囲のがん組織を検知する。Adkins氏のレポートによると「Einstein MedicalCenter胸部外科責任者のLisa Jablon博士は、このシステムによって、手術で取り除いた組織ががん性であったと組織検査で後にわかった場合の再手術が不要になるだろうと話している」という。
 「腫瘍摘出手術になると統計的には、断端陽性(positivemargin: がん細胞を完全に取りきれていない状態)は明確でない場合も含めて10~50パーセントぐらいで、1/3の女性が再手術を受けるこという高確率になる。がん組織が見つかり切除可能な場合、手術箇所の周囲にがん組織を残さないために、このプローブを活用できる」とJablon博士は話している。
 詳細はフィラデルフィアCBSのウェブへ。(2016/03/16)

写真提供:Einstein Medical Center