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SPEAG社がCMX500 OBTとDASY83Dシステムを組み合わせて、5G NRデバイスの自動SARテストを実現

SPEAG社とRohde & Schwarz社は、強化されたDASY8 アプリケーション プログラミング インターフェイスを活用したDASY83Dと、CMX500広帯域無線通信テスターを組み合わせることで、長期的な協力関係を拡大している。
この組み合わせにより、無線デバイスのメーカーは将来を見据えた CMX500マルチテクノロジー、マルチチャネルのワンボックス シグナリング テスターを使用し5G FR1デバイスの比吸収率テストを実行できる。
線量測定試験システムの世界的リーダーである SPEAG社は、Rohde & Schwarz社のCMX500 OBTを同社の高度な比吸収率(SAR)測定システム DASY83Dと組み合わせた。このCMX500 OBTは、新しい5G 新無線 (NR) FR1基地局をエミュレートし、5G NRデバイスのSAR 試験要求を満たし、試験エンジニアに使いやすさを提供する。無線通信テスターCMX500 は、LTE、5G NRなどのセルラー テクノロジーだけでなく、Wi-Fiなど非セルラー テクノロジーもすべて1つの計測器でサポートし、NR-NTN、5G RedCap、Wi-Fi7などの最先端のワイヤレス テクノロジーを含む最新の試験機能セットにより、長期にわたる将来を見据えたコールボックス プラットフォームが実現する。
ワイヤレス技術の進化によって人体に近いところで機能するワイヤレス製品はますます多くなってきている。これらの製品は、携帯電話やスマートウォッチから AR/XRゴーグルまで多岐にわたるが、すべての製品のSAR値が多くの国で課せられている重要な規制要求を満たしていることを確認する必要がある。例えば、米国の連邦通信委員会(FCC)、カナダのイノベーション・科学経済開発省(ISED)、欧州連合は、いずれも厳格な SAR規制を制定し、数十年にわたって継続的に安全基準を開発してきた。近年、中国やベトナム、インドを含む他のいくつかの国も、無線機器のSARに関する同様の市場参入規制要求を徐々に採用し始めている。世界中で、数多くの規制試験ラボや市場監視試験ラボにSAR 試験用のSPEAGシステムが装備されている。
SPEAG社とRohde & Schwarz社のコラボレーションは成功し、無線業界の試験および測定アプリケーションにおけるリーダーシップとイノベーションを目指す両社の長期戦略の証となっている。
詳細は、下記のWebへ。(2025/02/10)

● SPEAG社 DASY8 Module c3D( DASY8 3D ):
https://speag.swiss/products/dasy8/dasy8-3d/
● R&D 社 CMX500 5G one-box signaling tester:
https://www.rohde-schwarz.com/products/test-and-measurement/wireless-tester-network-emulator/cmx500-5g-one-box-signaling-tester_63493-601282.html