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Cognex、世界初AI搭載3Dビジョンシステム

April, 10, 2024, Natick--Cognex Corporationは、AI、2D、3D ビジョン技術を組み合わせて、様々な検査および測定アプリケーションを解決する In-Sight L38 3D ビジョンシステムを発表した。
このシステムは、3D情報をラベル付けしやすい2D画像に結合してトレーニングを簡素化し、従来の2Dイメージングでは見えなかった特徴を明らかにする独自の投影画像を作成する。AIツールは変動する特徴や未定義の特徴を検出し、ルールベースのアルゴリズムは3D測定を提供して信頼性の高い検査結果を提供する。

「迅速な導入と信頼性が求められるファクトリーオートメーションでは、In-Sight L38 はその両方を提供する。これは単なる 3D ビジョンシステムではなく、自動検査で新しいレベルの品質とパフォーマンスを達成するためのAIを活用したソリューション」と、ビジョンおよびID製品担当EVP、Carl Gerstは話している。

In-Sight L38 は、3D システムの構成プロセスを大幅に簡素化する。これは、ドメイン固有のデータで事前学習済みのモデルを使用する組み込み AI 技術によるものである。事例に基づいたトレーニングは、複雑なプログラミング手順に取って代わる。つまり、アプリケーション開発を合理化するために、従来の多くのルールベースのツールを組み合わせる必要があった。独自のAI搭載の3Dツールは数分でセットアップでき、タスクを自動化するために必要なラベル付画像はわずか5〜10枚である。1つのツールで、困難な欠陥を検出し、3次元で差異を測定し、現実世界のユニットで結果を得ることができる。

In-Sight L38 の特許取得済みのスペックルフリーレーザオプティクスは、視覚的なノイズとまぶしさを最小限に抑えて、従来のレーザ変位センサよりも高解像度の画像をキャプチャし、高出力レーザは高速取得速度を実現して高速ライン速度をサポートする。高出力レーザはクラス2の安全基準を満たしているため、高価な筐体が不要であり、従来システムよりも多くの光が提供されるため、露光要件が軽減され、ライン速度が向上する。

In-Sight L38 ビジョンシステムは、Cognexのイノベーションへの取り組みを反映しており、3D 検査の新基準を打ち立て、製造オートメーションの進歩を推進している。