Teledyne e2v次世代高性能グローバルシャッタCMOSイメージセンサ

November, 30, 2023, Grenoble--Teledyne Technologies の企業、イメージングソリューションのグローバルイノベータ Teledyne e2vは、新しい最先端のCMOSイメージセンサファミリー、Emerald Gen2を発表した。
Teledyne e2vの高度なイメージング技術に基づいて構築されたこの新しいファミリーは、性能を向上させ、マシンビジョンの幅広い用途、屋外監視、交通検知および監視カメラに最適である。

Emerald Gen 2は、8.9メガピクセル(4,096 x 2,160)または12メガピクセル(4,096 x 3,072)、モノクロまたはカラー、および標準と高速の2速グレードで利用できる。高速モデルは、食品の選別、検査、高度道路交通システムなど、非常に高速で鮮明な画像を必要とする要求の厳しいアプリケーションに対して優れた性能を発揮する。

このセンサは、Teledyne e2vの最新世代のライトパイプ技術で設計された2.8μmの小さなグローバルシャッタピクセルを備えており、10ビットおよび12ビットADCモードで最大67dBのダイナミックレンジを提供する。これにより、カメラは画像の露出問題なしにコントラストの高いシーンで機能する。

この新しい世代は、オリジナルのEmeraldファミリーと比較して、複数の改善された機能を備えている。そのマトリックスは、コンパクトな21 x 20 mm²のCeramic Land Grid Array (CLGA)パッケージで中央に配置されており、1インチの光学フォーマットに適合し、より簡単で費用対効果の高い統合を実現している。LVDSとMIPI CSI 2の2種類の出力を備えているため、カメラメーカーは顧客の要件に応じていずれのインタフェースを使用するかを選択できる。また、<3e-読み出しノイズによる優れた低ノイズ性能と、デュアルライトパイプ技術による感度と角度応答の向上も提供している。

Teledyne e2vのマーケティングマネジャー、Maxime Taupinは、Emerald Gen 2センサファミリーを発売に関連して「このファミリーは、複数の業界の現在および将来の需要に合わせて特別に設計されている。電気光学性能の向上と出力選択の柔軟性により、この新世代のセンサは、カメラメーカーに、厳しい顧客ニーズの幅広いニーズに対応する高性能ソリューションを提供している」とコメントしている。