表題は「修正票1-電気及びハイブリッド電気道路車両-無線妨害特性- 30 MHz 未満の非車載受信機の保護に関する限度値及び測定法」である。同時に統合版(CSV: Consolidated version)「CISPR 36:2020+AMD1:2023 CSV」も発行されている。この規格では、測定距離3mの限度値と、周波数範囲150 kHz ~ 30 MHzで使用される非車載受信機(距離10m)を住宅で使用する場合、保護されるよう設計された測定方法が定義されている。妨害源と同じ車両に搭載されている受信機の保護は、CISPR 25でカバーされている。無線受信に妨害を引き起こす可能性があり、内蔵の走行用バッテリーによって駆動される電気自動車およびハイブリッド電気自動車(3.2および3.3を参照)が道路を走行するときに放出される電磁エネルギーの放出に適用されるのがこの規格である。CISPR 14-1が適用される電気自動車は、この規格の適用範囲には含まれない。また、時速6kmを超える持続速度で電気推進力を使用する道路車両にのみ適用される。電気モータが内燃機関の始動のみに使用される車両(例:マイクロハイブリッド”micro hybrid”)および電気モータが加速時の追加推進力にのみ使用される車両(例:48V マイルド・ハイブリッド車)は、この規格の対象外である。放射エミッション要求事項はスプリアス放射を含め、ITUによって定義されている無線送信機からの意図的な送信には適用されない。アネックスC には、将来の改訂が検討されている作業がリストされている。
詳しくはIECウェブへ(2023年5月17日)
◎ CISPR 36:2020/AMD1:2023:
https://webstore.iec.ch/publication/68940?utm_source=Webstore+Just+Published&utm_campaign=7523068841-JUST+PUBLISHED+by+the+IEC+-+Edition++2023-05&utm_medium=email&utm_term=0_61d266ee9e-7523068841-51596217
◎ CISPR 36:2020+AMD1:2023 CSV:
https://webstore.iec.ch/publication/85594